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【振り返り】SGDQ2020の日本語ミラー配信で振動版TASを解説した件 (解説#4)

 まえがき

2020年8月23日早朝5時頃。SGDQ2020の日本語ミラー配信にて『振動版Any%TAS』を解説した。(アーカイブは以下)

 

[JP] SGDQ2020 | TASBot plays スーパーマリオ64 振動パック対応版

 

この解説を振り返ってみる。

 

解説方針

今回はすぐ終わるTAS(7分程度のTAS)の解説だったので、1つずつ丁寧に語る解説は時間的な問題で難しいと考えた。そのため、本TASを最低限理解するための要点をコンパクトにまとめる方針にした。

実際に用意した要点は以下の通り。「この2点の要点がしっかり伝わればいいかなあ」という心持ちで挑んだ。

(1) マリオ64・TASbotってなに? 今回は何をするの?
(2) 特に注目するべきポイントってどこ?(今回のポイント: BLJ無しでどうクリアする? / 第1クッパステージにどう入る?)

 

大前提の話であるが、日本語ミラー配信の視聴者は普段マリオ64を見ない方がほとんどだ。なので、単語を省略などせずに丁寧に説明する必要があったのもポイントだっただろう。

例. ボムへいのせんじょうをBoBと略さない、など。

 

どんな準備をしたか

要点以外に準備したことは、

- 本TAS内でどんなことをしているかを勉強し、
- 勉強した内容を絞って、解説を作る

ことである。

 

解説経験者なら分かると思うが、時間の関係上、RTA・TAS内でやっていることの全てを解説することは難しい。

なので、『本TAS内でどんなことをしているのか』を勉強した後、勉強した内容を絞って解説を作る必要があった。

具体的な勉強方法は割愛するが、イメージとしては、『自分が理解している内容』に『IsaacA氏からもらったトリック解説』を付け足した感じになった。

 

これだけ聞くと「普段のRTA解説の準備と変わらないんじゃ……」と思うかもしれないが、今回はマリオ64TASの解説だったので、一部に違いがあったのだ。

その違いとは、

(1) プレイヤー特有のルート選択などを事前に調べておく必要がない一方、
(2) 外見で分かる動きの解説だけでは不十分で、「どうしてそういうことができるのか」(トリックの原理)も解説する必要がある

という違いである。

 

(1)はそのままの意味なので言うまでもないだろう。

(2)は「マリオ64RTAとマリオ64TASは、驚くポイントが少し違うのでは」という私個人の感想から出た考えとなっている。具体的には以下のような感じである。

- マリオ64RTA: 主に『トリックがどれだけ難しいのか』に驚いてもらう(このトリックはこれだけ難しい、でも走者は簡単に決めている、すごい!)
- マリオ64TAS: 主に『トリックがどういう原理なのか』に驚いてもらう

 

ということで、一言で述べると「マリオ64RTAをしているだけでは語れない内容 ≒ マリオ64RTA勢では語れない内容」を目標に、トリックの原理を中心に勉強してきて、解説に挑んだのである。

ここが普段との解説の違いだったのではないだろうか。

  

反省点

実際の配信は本記事冒頭で述べたアーカイブを見てほしい。個人的に「ここ良くなかったな」と思ったのは以下2点。

(1) インターバル用の雑談をあまり用意していなかった点
(2) コメントを全然読めなかった点

 

(1) インターバル用の雑談をあまり用意していなかった点

今回は(オフラインではなく)オンラインのイベントだったため、インターバル(準備時間)が短いものだと思っていた。

そのため、インターバル用の雑談を10分以下しか用意していなかったのだが、実際は普段通りのインターバルの長さで暇を持て余してしまった。

次からは、オフ・オン限らず、10分以上の雑談を準備しようと思う。

 

(2) コメントを全然読めなかった点

相変わらずだが、今回もコメントをほとんど読めなかった。せっかくリアルタイムでコメントをもらっているので、質問などにはできるだけ返すべきだと思っている。

 

致命的だったのは、

- 私は「ケツワープぐらい知ってるだろう」と見込んで解説しなかったが、
- 後で見返したところ、「ケツワープ知らない」ってコメントも一部あったこと

である。

 

コメントがあまり読めなかった原因は『コメントを読む時間を想定せずに解説を作っていること』だと思う。

なので、それ対策として、

(1) コメントを拾う時間を明示的に設ける(「今ならコメント拾えます」的な)
(2) 解説内容にゆとりを持たせて、コメントを拾っても問題ないようにする

のどちらかは実行したほうが良いのかもしれない。ただ、解説中は邪魔されたくないので、(1)が自分のスタイルに合っているかなと感じている。

 

むすび

ざっとではあるが、今回の解説を振り返ってみた。

次回があれば、マリオ64TASではなく、マリオ64RTAを解説したいところである。