まえがき
2021年6月20日。日本語ミラー配信でSRE8の70枚RTAレースを解説した。
次回解説するに向けて、『前回の解説の課題確認』と『今回の課題』と『所感』をまとめておく。(備忘録となる)
前回の解説の課題確認
『Midspring Speedfling 2021のダンスパッド16枚RTA』が前回に当たる。
この時の課題は3つあった。以下で課題に対する取り組みと結果を記載する。
★ 司会者の声が聞こえなくて1分程度出遅れた点(◎)
対策1: マイクテスト時に(できたら)音量バランスを確認する。
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本番環境での確認はできなかったので、本番にぶっつけで確認することとなった。
対策2: 本番時、まずGo Liveの音量をミュートにして司会者の声を聞いてから音量を調整する。
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これを実施した。結果、司会者の声がしっかり聞こえて出遅れることなく解説できた。
★ 自分の声が本家配信の音量に負けていた点(△)
対策: 本番時、音量バランスが良いかどうかをスタッフさんや視聴者に確認いただく。
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完全忘れていたが、後日アーカイブを見直したところ問題なさそうに感じた。一応、次回はこの対策をしようと考えている。
★ 質問(コメント)があまり拾えなかった点(◎)
対策1: 無理やりでも質問タイムを設ける。
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余裕があったので、常時質問を設ける形式とした。
対策2: 最低5個は質問を拾うように留意する。
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普段の解説よりもチャット欄に目を通すようにした。結果、普段より多くのコメントを拾うことができたと思う。
後日確認したところ、1, 2個だけ質問コメントの取りこぼしがあったが、リアルタイムで進行されているイベントなので仕方ないと割り切る。
★ その他
マイクテスト時に音声設定の変更があったので、改めて設定をメモしておく。
入力音量 95%、入力感度 OFF、ノイズ抑制 OFF、エコー除去 OFF、ノイズ低減 ON、高度音声検出 OFF、音量調節の自動化 OFF
今回の課題
今回の解説はおおよそうまくいったと思っている。気になった点は2点ぐらいか。
次回はこの2点に加えて、自分の声と本家配信の音量バランスを確認する。
★ 解説でつっかえが多かったかも?
今回は普通の70枚RTAの解説でアドリブでできる自信があったので、できる限り事前準備に時間をかけずに臨んでみた。具体的には、『冒頭の事前情報』と『通し練習1回』で臨んだ。
理由は、今後解説するにあたり、なるべく事前準備に時間をかけずに臨めればいいな~と思ったため。
結果、若干つっかえが多かったと思う。やはり何度か練習して言葉(文章)のテンプレを覚えておかないとダメかもしれない。要検討。
★ レース形式の場合、「画面右の〇〇さん」みたいに常に画面左右を言う
今回は2名のレース形式だったので、どちらかの走者の画面を見てもらってそれを解説する形式にした。
レース開始前に「画面左がセセオンさん、右がセバさん」と説明したので、解説前半は画面左右を省略して「セセオンさんの画面を見てください」みたいな感じで進めた。
が、この表現だと、直観的ではないので若干分かりにくかったと思うし、途中から視聴を始めた人は若干混乱したと思う。
解説後半あたりでそのことに気づき、常に「画面左のセセオンさんに注目してください」という表現に変えたが、次回があれば、最初からこのスタイルでいこうと考えている。
所感
今回の解説全体を通して、個人的な感想は以下の通りである。
★ 普段より質問コメントが少なかった
普段よりは質問コメントが少なかったように感じた。
その一番の理由は、朝6時からスタートだったからだと予想している。
こんな時間にわざわざ見る人はある程度マリオ64を知っている人の可能性が高い上、そもそも起きている人が少なかったような気がする。
あと、慣れ親しんだメインカテゴリ(70枚RTA)だったのも質問コメントが少なかった理由として挙がると思っている。
★ 事前に走者のタイプを調査した
今回のレースの注目ポイントは『2名の走者のタイプが全く異なること』と紹介した。
セセオンさん: 見た目が良い・難しいルートを選択するタイプ
セバさん: 堅実・身の丈に合ったルートを選択するタイプ
このポイントを紹介しただけで、視聴者からするとだいぶ見やすいレースになったと思うし、コメントの反応を見る限り、この違いを楽しんでもらえたような気がした。
このことから、事前に走者のことを調べておく大事さを再確認した。
今後レース形式を解説する機会があれば、(できれば)今回のように走者のタイプなどを調べておこうと思っている。
★ 視聴者に対し"ものさし"を用意することを意識した
日本語ミラー配信では、普段のマリオ64トーク時とは違い、「マリオ64RTAは何回かしか見たことがないよ」程度の視聴者が多い。
これによる弊害は『共通のマリオ64RTAのものさしが無いこと』である。
つまりは、普段の感覚で話すと、視聴者が
「それってどれぐらいすごいの?」
「そのタイム差って致命的なの?」
「どこにルートの差があったの?」
となりやすいのだ。その対策として、今回の解説では、ものさしを用意することに専念した。例えば、
- 各走者の自己ベスト記録紹介後に、それらが200~300位相当で中級者レベルだと補足。
- SSLボムピラを決めると15秒程度は速くなる。15秒は大きいので中級者でも挑戦する価値がある。
- BitFS赤の上下金網リフトは1周期15~17秒程度あるから、1周期遅れると10秒以上遅くなる。つまり、ミスするかどうかで大きく差がつく。
などなど。
マリオ64RTAをやっていなくとも、RTAを多少かじっている視聴者であれば、上記のようなものさしを用意するだけで各段に伝わりやすくなると考えている。
今後もこの点は意識できればいいな~と思っている。
むすび
毎度のことではあるが、解説の課題や感想を簡単にまとめてみた。
『メインカテゴリのレース解説』はあまりにもテンプレすぎるので、何度も解説している人だと適当な解説になりがちだと思う。
だが、今回は、今回ならではの部分(走者の情報など)もしっかり解説できたので、味のある解説になったのではないかと思った。
今後も『そのイベントならではの解説』を心がけていきたい。